WBO2 2J1 インプット&アウトプット
2J1システム紹介
テックエッジWBO2 2J1の大きな特徴は、コンパクトなボディと一体化されたケーブルです。
入力・出力コネクタはなく、ケーブルでダイレクトに接続します。
周辺機器との接続について
センサーコネクターには、1つの空燃比センサー(LSU7200)を接続可能です。
RJ45コネクターには、ディスプレイ、またはPC接続ケーブルを接続します。
2J1は、他のテックエッジユニットとは異なり、一時的に車両のエンジンルームや
車両の下面に設置することを意図しています。
PCB(基盤)はコーティングされており、ほこりなどの進入を防ぐため
通常タイプのスクリューコネクタではなく、ケーブル接続を選択しました。
*防水ではありません。一時的な設置、使用以外は車両室内への設置をお勧めします。
2J1 テクニカルインフォメーション
2J1ユニット本体はケーブルなしで、90mmx50mmx17.5mmのサイズとわずか100グラムの重量です。
センサー、パワー、ディスプレイ、I/Oケーブルは本体に固定されています。
2J1は、ソフトウェアで設定可能な2つの独立した5V空燃比信号を供給します。
RS232Cデータストリームはデジタルの正確さで測定した空燃比とすべてのログデータを供給します。
ケース上面のステッカーの表示は以下のとおりです。
- StatusLED/ステータスLED センサーの動作状況やエラー、アラームなどを表示します。
- CAL Button/CALボタン このボタンを押し続けると自動較正を開始します。
- センサーケーブル LSU4.2センサー用ケーブルが固定されています。(1m)
- 電源ケーブル 通常、自動車(12V)からの電源(5A程度)を接続します。安全の為、電源線末端と車両側配線の接続部分にフューズを設けてください。 その他、ベンチなどの場合はAC・DCアダプタ(12V60W以上)でも動作可能です。
- ディスプレイケーブル ディスプレイケーブルは他のテックエッジユニットに装備されるRJ45コネクターの代わりをします。 PCとのデータ通信の他に、テックエッジディスプレイ用の電源も装備します。
- BLACK Vbatt, NBsimのGND接続。内部でシールドとも接続。
- BROWN USER1。0〜5Vのアナログ電圧信号入力。(MAPやTPSなど)
- RED USER2。0〜5Vのアナログ電圧信号入力。(MAPやTPSなど)
- ORENGE LSS Tx 次期ディスプレイ用信号出力。(現ファームウェアでは未対応)
- YELLOW Vbatt テックエッジディスプレイ用電源。(他機器は接続不可)
- GREEN WBlin- WBlin+用のGND。*ディファレンシャルモードを使用しない場合はGROUND端子へ接続してください。
- BLUE WBlin+ 0〜5V空燃比信号出力(10bit)。
- VIOLET NBSim空燃比信号出力(出力信号についてはこちら)
- PINK RPM入力。12V互換(コイル-入力)回転信号入力。
- WHITE PULSE 5Vパルス入力。(現ファームウェア未サポート)
WBlin 緑色、青色(I/Oケーブル) 空燃比信号出力
WBlin出力は10bitのD/A変換器と65のルックアップテーブルにより生成されます。(単極フィルタ付)他のテックエッジコントローラーはより高性能な12bitD/A変換を採用しており、 これが2J1とそのほかのテックエッジコントローラーとの主要な違いとなります。
2J1のWBlin出力は最高5.00Vまでプログラム可能です。 WBlinの特別な機能を「作動(ディファレンシャル)出力」と呼んでいます。 WBlin+出力線(青色)は信号で、WBlin-出力線(緑色)はGNDリファレンスです。(実際は入力) これは、ノイズの減少とWBlinと接続された装置との電圧のオフセットを減少するように設計されます。
WBlinディファレンシャル出力についての詳しい記述はこちら。
WBlinはラムダ0.6から大気まで、0から5Vの範囲でソフトウェアを使用して再設定することが可能です。
デフォルトのリニアワイドバンド出力(WBlin)は右の図のようになります。
デフォルト設定のAFR(空燃比)19での最高電圧は5.00Vです。AFR19に達した後出力は5.00Vで固定します。
これは既存の空燃比計との100%互換性のためであり、ログ用装置への入力でオーバーロードをかけません。
デフォルト設定のWBlinをAFRに変換するためには、単純に測定された電圧を2倍して9を加えてください。
リニア(線形)の出力の利点はワイドバンド出力電圧からAFRへの変換を簡単に設定できることです。
- 記述1 WBO2はラムダ(空燃比)計であり無鉛ガソリン使用時のストイキAFR=14.7にあわせて較正済みです。 ストイキ値が14.7ではない他の燃料の場合は、右のグラフのX軸(AFR)を修正する必要があります。
- 記述2 RS232Cデータフレーム中のラムダデータはもっとも正確で、他のすべてのアナログデータに起こる、信号劣化の影響はありません。
NBsim 紫色線(I/Oケーブル) O2センサーシュミレート出力
合成されたナローバンド(NBsim)電圧は、10ビットのA/D PWMコンバータ(単極フィルタ付)と65のワードルックアップ・テーブルを使って、
搭載されたマイクロコントローラによって作り出されます。
完全な0から5ボルトの出力は使用可能であるけれども、出力を0から1ボルトに限定することは可能なステップの数を約200(1つのステップあたり~5mV)に減らします。NB出力は、ボッシュLSM-11センサ(純正タイプO2センサーと同等)のraw( 未補正)出力と互換であるようにデザインされます。 デフォルトNBsim vs AFRのグラフのためにこのexcelスプレッドシートを参照してください。
NBsimは再設定可能であり、それは幾つかの興味深いこと、ECU(O2センサー付)を騙してリーンやリッチで運転することなどを可能にします。
RJ45出力(TX, RX, GND, Vbatt)
RJ45コネクタ出力の詳細は以下のとおりです。
- 空き-1番ピン
- RX-2番ピン RS232Cデータ受信ポート
- TX-3番ピン RS232Cデータ送信ポート
- 空き-4番ピン
- GROUND-5番 RS232CシグナルとVbatt接続用のGND端子
- 空き-6番
- 空き-7番
- Vbatt-8番 ディスプレイ用の電源。(100mA以下)
。
ユニットは記録されたデータをそのTxライン[ピン3]上に転送し、そのRxライン[ピン2]上のPCからコマンド(PCまたはディスプレイからの)とコードアップデートを受け取ります。左のダイアグラムはケーブルの中のワイヤと各端の接続も示します。 ピン名が左から右に変わることに注意してください - WBユニットのTxピンはPCのRxピン(そして逆もまた同様)に通信します。 [ピン5]はリターンデータ経路を保護するためのRxとTxデータラインのためのシールドです。
実際のRS232ケーブルのイメージがあります。 ケーブルは、PCでのロギングのために、またはそのコード(ファームウェア)を再フラッシュするために使われます。 ケーブルを拡張する必要があるならば、オス-メスのストレートDB9延長ケーブルを使うべきです。(クロスケーブル、またはヌルケーブル不可)
アナログ入力 USER1、USER2
I/OケーブルのBROWNとREDの配線は0-5Vの単線アナログ入力です。(USER1,USER2)

これらはスロットルポジションセンサー(TPS)や吸気管圧力センサー(MAP)信号の入力に使用します。
但し、入力信号は5.0Vを超えてはいけません。また、パルス信号の入力はできません。
USER入力は10bitの分解能でサンプリングされます。(デフォルト設定では10サンプル/秒)。
2つのチャンネルの入力インピーダンスは10KΩです。
10ビットの分解能では5mVの電圧を感知できますが、ノイズ対策などにより20mv程度になります。
使用されていない入力チャンネルは幾らかの電圧値を表示します。
パルスインプット RPMLO、PULSEVss
2Jはロギング用に2つのパルスインプットを備えます。これらは独立した2つの入力です。

回転数入力は点火コイル、またはタコメータ信号入力を想定しています。
回転数ピックアップ時の大量の高周波ノイズ除去を補助するローパスフィルターを備えています。
VSS入力については、下記のとおりです。
- RPM入力は、点火コイルマイナス(またはタコメータ信号)へ直に接続します。 *12Vを超える信号を入力しないでください。WBO2に損傷を与える恐れがあります。
- VSS入力は、ECUなどにより生成されるTTLレベル(5V)信号を入力します。 (現状でファームウェア未対応)
RPMとVSS入力は同時に使用可能で、RS232Cデータフレームでは別々に出力されます。
ステータスと黄色LEDからの診断
2J1ユニットは1つの赤色LEDを装備しておりセンサー暖機中やエラー発生で点滅します。
通常の運転時は点滅なく常に点灯しています。
通常運転:
赤色LEDは常にしっかりと点灯しているべきです。
正常 - 暖機:
ユニットをONした直後、正常な暖機サイクルは、STATUS LEDに、短い鋭いON時間とより長いOFF時間によって1秒に約1回、赤色をフラッシュさせます。
これは冷えたセンサのために20から30秒続くべきです。
時間が30秒を大きく超えるならば、バッテリー電圧が低いか、またはそれを過ぎて流れているガスによって過度に冷えさせられている所に、センサーが置かれているかもしれません。
冷たいセンサポジションはセンサ寿命の減少と不正確な測定結果として生じるかもしれません。
エラー - 暖機できません:センサーケーブルが繋がっていないかダメージを受けている、
バッテリーの電圧が低すぎる、またはその他の問題がヒータサーキットに起こった場合、
ステータスLEDは速い規則的なONとOFFを一秒間に2回の速さで点滅します。
この状態のでは、黄色LEDはぼんやりと点滅しているが
非常に鋭いフリッカを1秒あたり数回生み出します。(ユニットはセンサまたはサンプリングバッテリー電圧を捜しています)。この条件は、始動の間または空転の間に過度なバッテリドレインがある時に起こることができます。 それは状態の悪いバッテリまたは交流発電機/レギュレータまたは車の配線との間違ったポイントでの接続のしるしであるかもしれません。
PID アンロック: 一時的な条件がSTATUS LEDに、REDをフラッシュさせさせることは簡単に可能です。 AMBER LEDと緑色のPOWER LEDがオンであり続ける場合、これはPIDアンロック状態です。
PIDアンロックは必ずしもエラーではありません。それは、加熱またはセンサの冷却および/または周囲の空燃比の急速な変更を示します。 もしその時原因(スロットルポジションの急速な変更などの)なしでこれが起こるならば、それはワイヤリング、またはセンサーの老化で どこかで間欠的に現れるでしょう。 LD02とTEWBlogロガーの両方はこれらのコンディションを表示します。
ヒーターPID/赤LEDの鋭いシングルフラッシュを示します。
この条件は、センサが熱すぎるか、または冷たすぎる所に置かれた可能性があること示します。
一瞬点滅する場合は、ヒーターの急激な温度変化が加速やアクセルワークで急激に起こったものです。
ワイドバンドPID/赤LEDの鋭いダブルフラッシュを示します。
この条件は、空燃比が急激に変化している状態を示しています。
一瞬点滅する場合は、空燃比の急激な変化が加速やアクセルワークで急激に起こったものです。
Auto-Cal-オートマチック再キャリブレーション
Auto-Cal Operation:自動較正オペレーション/実際に自動較正を行うにはAutoCalボタンを4秒間押し続けます。
赤色LEDは3連続の点滅を約15秒(一定ではありません)続けた後、6連続の点滅をして終了します。
自動較正中の注意
- センサーに息を吹きかけないこと。息の中の二酸化炭素が影響します。
- センサーを動かさないこと。
- バッテリー電圧を変更しないこと。
- 自動較正を始める前に、空燃比計を2分以上動作させてください。
- 途中でやめるには、ボタンを一回押してください。LEDのフラッシュが止まります。
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